SFホラーの傑作として熱狂的な人気を誇り、全世界的に多大な影響を与えてきたジョン・カーペンター監督『遊星からの物体X』(82)がデジタル・リマスター版として復活、36年ぶりにスクリーンで公開となる。南極基地に現れた恐怖の宇宙生物と12人の隊員たちの死闘を描く本作は、巨匠ハワード・ホークス製作『遊星よりの物体X』(51)のリメイクで、原作はジョン・W・キャンベル・Jr. によるSFスリラー小説「影が行く」。『ハロウィン』(78)、『ニューヨーク1997』(81)、『ゼイリブ』(88)など数々のSF、ホラーの名作で知られるジョン ・カーペンター監督が、映画製作を志すきっかけとなった古典の名作をリメイクした。
物語の舞台は冬の南極基地。宇宙より飛来し墜落、10万年もの間氷漬けになっていた未知の生命体が永い眠りから解き 放たれ人類へと襲い掛かる。人間の体内に侵略し擬態をする“物体X”は、南極隊の仲間へと次々に姿を変え孤立した基地内に潜む。やがて疑心暗鬼に陥った隊員たちは死と隣り合わせの混乱の一夜を迎える―。
主演は『バックドラフト』(91)、『エグゼクティブ・デシジョン』(96)で知られるカート・ラッセル。『ザ・シンガー』(79)以来カーペンター監督との親交は厚く、本作がきっかけでハリウッドの第一線で活躍するようになった。未知の生物の造型を手掛けたのは、後に『 ロボコップ』(87)、『セブン』(95)、『ミッション:インポッシブル』(96)などを手掛けることになる当時弱冠22歳のロブ・ボッティン。おぞましく斬新なクリーチャーデザインは今なお高い評価を受け、後進のクリエーターに大きな影響を与えた。音楽はイタリアの名匠エンニオ・モリコーネ。『E.T.』(82)と同時期の公開だったということもあり、全米公開時に興行的な成功を収めたとは言えない。しかし、長年に渡り熱狂的な人気を誇り、今やSFホラーの傑作として君臨する傑作である。
SFホラーの傑作として熱狂的な人気を誇り、全世界的に多大な影響を与えてきたジョン・カーペンター監督『遊星からの物体X』(82)がデジタル・リマスター版として復活、36年ぶりにスクリーンで公開となる。南極基地に現れた恐怖の宇宙生物と12人の隊員たちの死闘を描く本作は、巨匠ハワード・ホークス製作『遊星よりの物体X』(51)のリメイクで、原作はジョン・W・キャンベル・Jr. によるSFスリラー小説「影が行く」。『ハロウィン』(78)、『ニューヨーク1997』(81)、『ゼイリブ』(88)など数々のSF、ホラーの名作で知られるジョン ・カーペンター監督が、映画製作を志すきっかけとなった古典の名作をリメイクした。
物語の舞台は冬の南極基地。宇宙より飛来し墜落、10万年もの間氷漬けになっていた未知の生命体が永い眠りから解き 放たれ人類へと襲い掛かる。人間の体内に侵略し擬態をする“物体X”は、南極隊の仲間へと次々に姿を変え孤立した基地内に潜む。やがて疑心暗鬼に陥った隊員たちは死と隣り合わせの混乱の一夜を迎える―。
主演は『バックドラフト』(91)、『エグゼクティブ・デシジョン』(96)で知られるカート・ラッセル。『ザ・シンガー』(79)以来カーペンター監督との親交は厚く、本作がきっかけでハリウッドの第一線で活躍するようになった。未知の生物の造型を手掛けたのは、後に『 ロボコップ』(87)、『セブン』(95)、『ミッション:インポッシブル』(96)などを手掛けることになる当時弱冠22歳のロブ・ボッティン。おぞましく斬新なクリーチャーデザインは今なお高い評価を受け、後進のクリエーターに大きな影響を与えた。音楽はイタリアの名匠エンニオ・モリコーネ。『E.T.』(82)と同時期の公開だったということもあり、全米公開時に興行的な成功を収めたとは言えない。しかし、長年に渡り熱狂的な人気を誇り、今やSFホラーの傑作として君臨する傑作である。
 70年代半ばから共同製作者であるスチュアート・コーエンが幼少の頃から大好きだった短編小説「影が行く」を映画化したいと考えていた。1980年、コーエンとは南カリフォルニア大学で出会い旧知の仲だったジョン・カーペンターが加わり、企画の実現へと動き出した。その後、ターマン=フォスター・カンパニーが、スチュアート・コーエンを共同製作者に迎えてユニバーサル・スタジオと契約を締結。脚本にビル・ランカスターが雇われ、1981年8月24日より撮影がスタートした。
 ジョン・カーペンター(監督)、ビル・ランカスター(脚本)、ロブ・ボッティン(特殊メイク)によって 開発された宇宙生物の姿は徹底的にウェールに覆われていた。撮影現場でもポスト・プロダクションの段階でも写真を撮ることは一切禁じられており、キャストやスタッフ たちにもその風貌と特徴について全貌は明らかにされなかった。
 ハワード・ホークス製作の『遊星よりの物体X』では、カメレオンのように形態を変化させるという原作の宇宙生物の設定は変更され、巨大なフランケンシュタインのようなヒューマノイドへと変えられており、『遊星からの物体X』の方が原作に忠実な内容となっている。
 撮影はロサンゼルスのユニバーサル・スタジオで12週間に渡り行われた。6つ以上のサウンド・ステージを使用し、屋外では真夏日が続く中、ステージは氷点下以下に冷やされた。舞台をより南極らしく見せ、役者やエイリアンの吐く息を白くさせるためだった。スタジオ以外でも、ロブ・ボッティンによる特殊メイクチームが本隊の撮影の前後を通じて稼働しており、スタジオ撮影終了後 の1982年5月頃までポスト・プロダクションは続いた。
 一方、セカンド・ユニット(第二班)によるアラスカ州ジュノーのタク氷河での撮影は1981年6月に終了していたが、さらに12月にカナダのブリティッシュ・コロンビア州スチュワートでアメリカ・カナダの混合スタッフ100名による追加撮影が行われた。この土地が選ばれた理由は、カナダ西海岸で氷結しない最北端の港があること、北半球で唯一車でアクセス可能な氷河があったこと、そして最も重要なのは南極らしさを見せるための十分な積雪量があったということだ。
 ジョン・カーペンターと美術監督のジョン・J・ロイドはハワード・ホークスの『遊星よりの物体X』撮影地であるモンタナ州も訪れていたが、2年連続で雪が降らなかったため、結局ロケ地としては採用されなかった。
 本作で重要な役割を果たしている特殊効果は、3名のアーティストがそれぞれの専門分野で活躍をした。 監修のロイ・アーボガスト(『ジョーズ』(75)、『未知との遭遇』(77)、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(83)など)は、セットでリアルタイムに進行するアクションに関わる機械的なもしくは肉体的な動きの特殊効果を担当した。
 特殊視覚効果のデザインを手がけたのはアカデミー賞受賞のアルバート・ウィットロック(『大地震』(74)、『ヒンデンブルグ』(75)、『マッカーサー 』(77)など)。彼は、まず最初にライブ・アクションを撮影し、例えば動く雲や水などのペインティングや効果をマット・スタジオで後に追加するマット・ワークという手法を採用している。
 そして最も重要なのが“物体X”に施されるロブ・ボッティンによる特殊メイクであろう。『ハウリング』(81)で役者を狼男に全身変身する特殊メイクで名声を得たボッティンは、14歳の時に特殊効果の魔術師リック・ベイカーの見習いとなり、ベイカーとともに『キングコング』 (76)、『スター ・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)に関わった。『ハウリング』の現場ではボッティンが唯一の特殊メイクのデザイナーで、前代未聞のカメラが撮影する中での変身を成功させた。
 音楽は世界的に有名なエンニオ・モリコーネ(『天国の日々』(78)、『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)など)によるものである。撮影後すぐにジョン・カーペンターとスチュアート・コーエンがローマに向かい、モリコーネにフッテージを見せたところ、彼は作曲を快諾した。
※1982年公開当初のプロダクションノートより
1948年生まれ。幼少の頃から父親の8ミリカメラでSF映画を撮り始める。南カリフォルニア大学の映画学科へと進学後、1970年、在学中に制作に関わった短編映画『ブロンコ・ビリーの復活』がアカデミー短編映画賞を受賞。同年、初長編作品『ダークスター』(74)の制作を開始。そして1978年、ホラー映画『ハロウィン』(78)が一部地方で公開された後、ハロウィンの夜に拡大公開し大ヒット。世界興収は5500万ドルを記録した。エルウィス・プレスリーの人生を描いた『ザ ・シンガー』(79)はカート・ラッセルとの初仕事となる。代表作には『ニューヨーク1997』(81)、『ゼイリブ』(88)、『マウス・オブ・マッドネス』(94)、『エスケープ・フロム L.A.』(96)、『ウァンパイア 最期 の 聖戦』(98)など。近年では『ザ・ウォード/監禁病棟』(10)で『ゴースト・オブ・マーズ』(01)以来約10年ぶりに長編劇場映画を監督 。2018年10月19日に全米公開予定の『ハロウィン』シリーズ最新第11 作『Halloween』(18)では製作総指揮を務め、音楽も担当している。カーペンターがシリーズのプロデュースに関わったのは『ハロウィンIII』(82)までなので、36年ぶりのシリーズ復帰となる。
1951年生まれ。子役としてウォルト・ディズニー映画で演技を開始。その後、野球選手に転向しマイナーリーグで活躍したものの、肩の故障で再び演技の道に。エルヴィス・プレスリーの人生を描いたジョン・カーペンター監督作『ザ ・シンガー』(79)のエルヴィス役で役者としての評価を得た。(ラッセルの映画初出演作もエルヴィス・プレスリー主演の『ヤン グ・ヤング・パレード』(63)で、プレスリーのすねを蹴る威勢の良い子どもを演じている)さらにカーペンター監督作『ニューヨーク1997』(81)に主演。カーペンターについて「役者が監督に求める得る最も理想的な関係でジョンとは仕事ができる。彼はストーリーを完璧に理解し、一体どの場面へ観客を連れていくのかを、役者に対し明瞭に視覚化して伝えることができるんだ」と語っている。『遊星からの物体X』(82)の後、『シルクウッド』(83)ではゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネート。カーペンターとはその後も『ゴーストハンターズ』 (86)、 『エスケープ・フロム L.A.』(96)で再びタッグを組んでいる。その他、『バックドラフト』(91)、『エグゼクティブ・デシジョン』(96)、 『ソルジャー』(98)、『ポセイドン』(06)、『デス・プルーフ in グラインドハウス』(07)、『ヘイトフル・エイト』(15)、 『バーニ ング・オーシャン』(16)など出演作多数。アクション俳優としてはもちろん、社会派映画からコメディーまで幅広く演じる実力派俳優である
地域 都市 劇場名 公開日
東京 東京 丸の内ピカデリー 10月19日(金)~11月1日(木)
北海道・東北 札幌 ユナイテッド・シネマ札幌 11月16日(金)
  宮城 MOVIX利府 11月16日(金)
関東・甲信越 長野 長野松竹相生座・ロキシー 11月24日(土)
  新潟 新潟シネ・ウインド 12月29日(土)
北陸 石川 シネモンド 11月3日(土)
中部 愛知 ミッドランドスクエアシネマ 10月19日(金)
関西 大阪 なんばパークスシネマ 10月19日(金)
  京都 MOVIX京都 10月19日(金)
  兵庫 神戸国際松竹 10月27日(土)
中国・四国 岡山 シネマ・クレール 12月15日(土)
九州・沖縄 福岡 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13 11月16日(金)
  長崎 佐世保シネマボックス太陽 11月16日(金)